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先日(3月13日)に文部科学省より「体罰の禁止及び児童生徒理解に基づく指導の徹底について」通知が全国の教育委員会等に出されました。部活動中の体罰を背景とした高校生の自殺の発生など、教職員による体罰問題が相次いだことを受けてのことだということです。 ここでは、生徒指導上認められている「懲戒」と「体罰」の明確な考え方の区別を示すとともに、参考事例も示されています。 授業態度について指導し […]
3月15日に東京大学は、平成28年(2016年)度入試より後期日程試験を廃止し、推薦入試を導入する「学部入試方法の変更について」発表しました。 「入学試験の得点だけを意識した、視野の狭い受験勉強のみに意を注ぐ人よりも、学校の授業の内外で、自らの興味・関心を生かして幅広く学び、その過程で見出されるに違いない諸問題を関連づける広い視野、あるいは自らの問題意識を掘り下げて追究するための深い洞察力を真剣に […]
文科省HPにて3月4日に実施された「全国的な学力調査に関する専門家会議(第8回)の配付資料」が公開されています。 その中で昨年12月に発表された国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2011)のポイントという資料がありました。 調査では、「授業は分かりやすいか」というという問いもありました。 「私の先生の授業はわかりやすい」という回答ですが、理科に限定すると小学生は81%であるのに対 […]
文科省HPにて3月4日に実施された「全国的な学力調査に関する専門家会議(第8回)の配付資料」が公開されています。 その中で昨年12月に発表された国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2011)のポイントという資料がありました。 算数・数学、理科の教科別概要として、 小学校では、各教科とも前回調査に比べ、平均得点が有意に上昇するとともに、習熟度の低い児童の割合が減少し、習熟度の高い児童の割合が増加。 […]
今回は授業技術向上につながる『授業見学の視点』をご紹介します。 前回、授業見学のポイントは「先生が取った行動に対して生徒がどのような反応をしているか」であると書きました。私もそうでしたが授業見学というと、「どんな説明の仕方をしているか」「どんな図や資料を使っているか」「どんな板書を書いているか」といった授業内容に目も意識も向いてしまうと思います。 もちろん、「先輩や同僚の先生方がどんな教え方を […]
授業の技術を上げるためには月並みですが、①授業を見てもらう、②授業を見に行く、③自分の姿を見る、これらのことを行っていくと良いと思います。 私も先輩方に授業を見ていただいたり、先輩方の授業を見学させていただいたりしたのですが、中でも自分の授業をビデオで撮影し、映像チェックしたことはとても効果的だったと思います。 そして、自分の授業の映像チェックを繰り返しているうちに、「授業を観る」上 […]
「学習する空間づくり」③では、校長や先輩から褒められた授業でしたが、その授業の様子を実はビデオで録画していたんです。 授業終了直後に校長に褒められたので、その夜はさぞかし良い授業になっていたのだろうと、わくわくしながらビデオを再生したのでした。 しかし、最初に見た時ほど愕然とはしませんでしたが、ビデオの中の自分は先輩の授業にはまるで及ばないものだったんですね。そして、もう一度冷静に見 […]
I先生のアドバイスを踏まえて、次の授業に臨んだ私でしたが、教室のドアの前まで来ると、突然ビデオで見た一方通行授業をする自分の姿が蘇ってきました。 不安をかき消すために、「こんにちは!」といつも以上に笑顔で元気よく入室しました。「こんにちは…」 生徒達から返ってくる挨拶はまばらです。以前の私なら、そのまま見過ごしていたことでしょう。 「挨拶で授業は変わるんだよ」というI先生の言葉を思い出し、「何か元 […]
I先生の授業見学でショックを受けた私は、「どうしてI先生の授業は盛り上げようとしているわけでもないのに、あんなに生徒が集中しているのでしょうか」と問いかけたのでした。 その時I先生が私に下さったのは、「牛嶋君、自分の授業をビデオに撮って見てみるとよいよ」というアドバイスでした。 「なんだそんなことか」と校舎のカメラをお借りして早速実践。次の授業で教室後方に三脚を立てて、授業を撮影したのでした。 少 […]
「生徒がやる気になり、目を輝かせて話を聞く授業」これを「学習する空間」と表現し、教師力養成塾ではそのノウハウを紹介しています。 具体的な方法論は映像講座の導入編に委ね、ここでは「学習する空間づくり」にまつわる私の昔話をさせて頂きます。 私が早稲田アカデミーに入社したのは1991年10月。今から20年以上前のことです。 入社当時は「楽しくなければ授業じゃない!」「活気あふれる雰囲気こそ授業の醍醐味だ […]