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デジタル教科書の位置付け~1年半にわたって検討

文部科学省は6月30日,第2回「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議を開催しました。この会議は,アクティブ・ラーニングをはじめこれからの教育のあり方や,その中で教科書や教材についても時代の流れにどう対応していくかという課題を検討していくことを目的に設置されています。
(以下,「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議(第1回)における主な意見,「デジタル教科書」の現状と課題(一般社団法人教科書協会),「学びのイノベーション事業」実証研究報告より抜粋)

「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議(第1回)における主な意見 
*「デジタル教科書」の現状と課題(一般社団法人教科書協会)
学びのイノベーション事業」実証研究報告

【「デジタル教科書」の効果・メリット】
*地理的場所や障害,病気の有無などの要因による教育格差を乗り越えて,教育へのアクセスを保障することができる。
*学習履歴の活用により,不登校あるいは特定の箇所の学修が遅れている児童生徒等に対してきめ細かい対応が可能。
*動画や画像の活用した(英語の発音を聞く,図形などを自分で操作する等)分かりやすい授業により,児童・生徒の興味・関心を高め,学習意欲を向上させる。
*電子黒板やタブレットを使って,コンテンツの編集や移動・共有ができるため,「アクティブ・ラーニング」がしやすくなる。
*校外学習にも持ち運びが便利。

【「デジタル教科書」活用に当たっての課題・現況】
*学習者用デジタル教科書(小学校)の発行は56%だが,教科書の一部であったり,教材であったりと様々なスタイルが混在している。
*プラットフォームやビューアの標準化。児童・生徒や指導者が,各教科や各社の違いによって混乱が生じないよう,ビューアなどは標準化が必須。またその他,認証や名簿管理などのシステムとの連携も必要となる。
*情報端末やネットワーク環境の整備が大前提となるため,導入可能な自治体や学校が限られる可能性がある。また家庭にネットワーク環境がない子どもへの対応をどうするかなどの課題もある。