教育関連記事
寺脇先生の教育論≪寺脇研先生の教育論≫【第26回】子どもの学習意欲を引き出す言葉,萎えさせる言葉

私の小さいころの夢は外交官になることでした。
中学校に入る前は,英語の勉強ができることを非常に楽しみにしていたものですが,中学校に入ってすぐに英語が大嫌いになってしまいました。
なぜなら英語の授業がまったく面白くなかったからです。英語の先生が英語の楽しさをまったく教えず,「試験に出るぞ」と,そればかりしかいわなかったのです。
受験に合格させるという観点でいえば都合のいい授業だったのかもしれませんが,結局,私は英語が喋れる人間にはなれませんでした。

数学もそうでした。「試験に出るぞ」という台詞を中・高6年間でいったい何度聞いたことでしょう。意欲に燃えていた子どもを萎えさせるには十分な言葉であり,学校でした。
なんとか大学に入ることはできましたが,英語も数学も今でも苦手で,随分もったいないことをしたなと思っています。

ただ,国語の授業には恵まれていました。国語の先生は中学1年生の最初に国語の授業がなぜ必要なのか,1ヶ月かけて丁寧に教えてくれました。おかげで国語に対する意欲も能力も身につけられたと思います。

どうして勉強しなくてはならないの?と子どもに聞かれたとき,それを真摯に受け止めて答えられるだけの答えを,学校だけでなく,親ももっていなければならないと,私は思っています。