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英語教育実施状況調査の結果から見る、小学校での英語教育について

文部科学省より,公立小学校・中学校・高等学校における英語教育実施状況調査の結果が6月3日に公表されました。英語教育の充実・改善を図るとともに,新たな英語教育の在り方を検討することと目的として,それぞれ具体的な施策の状況について調査が実施されています。

以下「英語教育実施状況調査の結果概要」・「英語教育実施状況調査の結果詳細」参照(文部科学省HP 2015.6.3公開)

平成26年度「英語教育実施状況調査」の結果について(文部科学省)

 

平成23年度より,小学校において第5・第6学年で年間35単位時間の「外国語活動」が必修化されました。

調査の結果によると,小学校における外国語活動等の授業で,外国指導助手(ALT)等を活用する時数の割合は60.1%でした。音声を中心に外国語に慣れ親しませる活動を通じて,言語や文化について体験的に理解を深めるとともに,コミュニケーション能力の素地を養うことを目標に即した結果と言えるのではないでしょうか。

また小中連携の状況について,実施した(する)と回答した中学校の割合は76.3%と昨年(平成25年実績)より3.1%伸長しています。取り組み内容に関しては,①情報交換(互いの取り組み・実戦を情報として交換する)が67.3%,②交流(情報交換した内容について研究協議する)53.9%,③小中連携したカリキュラムの作成が13.1%でした。

小学校教員の英語免許所有者は18,662人と全体の5.3%で,教員の英語力や海外留学経験についても大きな違いがありました。今後,小学校における外国語活動を充実させるためにも,より一層小中連携をする必要がありそうです。

 

*教員の英語力の状況 ※()内は該当教員数に対する割合

【小学校】該当教員数348,694人

 英語能力に関する外部試験を受験した経験のある教員数 115,313人(31.0%)

 上記のうち英検1級等以上を取得している教員数 3,226人(0.9%)

【中学校】該当教員数(英語担当)31,057人

 英語能力に関する外部試験を受験した経験のある教員数 20,301人(75.0%)

 上記のうち英検1級等以上を取得している教員数 8,929人(28.8%)

 

*海外留学経験等の状況 ※()内は該当教員数に対する割合

【小学校】該当教員数348,694人

 海外留学経験のある教員数 16,894人(4.8%)※うち留学経験が1ヶ月未満の割合(47.1%)

【中学校】該当教員数31,057人

 海外留学経験のある教員数 16,009人(51.5%)※うち留学経験が1ヶ月未満の割合(33.2%)