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寺脇先生の教育論≪寺脇研先生の教育論≫【第17回】日本の資源は世界に誇れるマンパワー

日本はご承知のとおり資源が乏しく、食料自給率も低い。

そんな日本が世界と生きていくために、地球社会に貢献できるとしたら、それは人材を育成し提供することでしかない、

と私は思っています。

 

感情的に日本をよく思わない国があるのは事実でしょう。外交官に任せておけば国と国との関係が改善するものでもありません。

しかし、相手の国の食糧事情が悪化しているならば、日本の高度な農業技術を移転し教えてあげられるかもしれません。

そうそれば日本の国に親しみを感じてくれるでしょう。そこからきっと交流が生まれてくるはずです。

 

日本の農業高校で教えている農業技術は、どこの国から見ても、「これはすごい!」という水準です。

その高い農業技術を身につけた若者が、たとえばアフリカにいって砂漠を緑に変え、農業に取り組む…。

実際、「自分の作ったものをアフリカの子どもたちに食べてもらいたい」と、農業高校で勉強している子どもたちがいます。

農業だけではなく、工業高校、商業高校などで専門的な技術と知識を身につけた人材が、地球規模ではいたるところで不足しています。

日本は世界の人材供給源、教育供給源としての役割を果たしていくことができる、と私は思っています。

 

これからの時代、地球社会で生きるという新しい力、未来を生き抜く力が必要なのです。それがどんな力なのか、私たちは

考えなければなりません。

予測のつかない未来に対して、生き抜く力、困難に対応していく力が、個々人のなかに絶対必要なのです。

日本が世界の人材供給源に変わるためには、日本の社会を「いつでも、どこでも、誰でも」学べる生涯学習社会に変えていか

なければなりません。