事務局Blog
家庭学習の効果を高めるために② 

引き続き家庭学習の効果を高めるためのポイントをご紹介します。

家庭学習は,「いつまでに・何を・どのようにやるか」期限と範囲と方法を明確にしておくこと,

日々の生活の中で,いつやるかのリズムを作っておくことで習慣化されます。

そして,何より大切だと思うのが,今回紹介する宿題チェックとフィードバックです。

 

③家庭学習(宿題)をチェックする

子どもたちに指示した家庭学習がどのように進められたのか,その成果はどのようなことか見届けてあげる

ことが大切です。

 指示したこと,いわば子どもと約束したことは果たさなければなりませんよね。その第一歩が宿題のチェックです。

 

字は丁寧に書かれているか,解き方や答えに至るまでのプロセスなどは間違っていないか,今学習している単元

についての興味・関心度合いはどのような状況か,理解度・定着度はどのような状況か・・・。

ノートやプリントなど,子どもが取り組んだ家庭学習の内容をよく見て観察すれば,その家庭学習をやった時の

子どもの心情や集中度合,学習環境なども想像できるようになるものです。

 

そしてそれは子どもの学習状況を把握する情報となるのはもちろんですが,家庭の環境や保護者と子どもの協力体制を

類推していく上での材料にもなりえます。

 

 

④フィードバックし,追いかける 

宿題チェックを通して,家庭学習の取り組みや内容について良い点があれば褒める,よくない点があればアドバイスを

する等,フィードバックすることが大切です。

見てもらっている,という意識が子どもたちの学習意欲につながりますし,褒められればもっと頑張ろうという気に

なります。

学習に取り組んでいる姿勢を認めてあげる教師のコメントは子どもにとってうれしいもののはずです。

 

宿題のコメントをする時の留意点を2つ。

宿題のコメントで,よくない点の指摘ばかりしている場面を目にすることがあります。

やる気を引き出すという観点から,課題はあったとしてもぜひとも褒めることができる点を探してほしいと思います。

せっかくやってきたのにケチつけられてばかりではやりがいを感じにくいですよね。

 

そしてもう1つ,良くない点の指摘をした場合には,子どものその後の取り組みを必ず追いかけましょう。

変容が見られたならば,そこをしっかりほめるべきです。変容が見られないならば,個別にどのように改善するべきか,

ちゃんとアドバイスするべきです。

指摘(注意)だけしてあとは知りません,では子どもの成長にはつながりません。

 

・・・ある場面の考察

「テキストに書き込みで指定した範囲の問題を解き,答え合わせと間違い直しまで」という宿題を子どもに指示を

出しました。

次の授業で子どもが出した宿題は問題を解いているけれども答え合わせも間違い直しもしていませんでした。

教師は「宿題はマルつけまでやってから出すようにしよう」というコメントをつけて返却しました。

その次の授業でその子は指摘を受けたテキストのマルつけと直しをやって,教師に提出しました。

もちろん,別に出されていたその日までの宿題もちゃんとやっています。

それを受け取った教師は一瞥して「次からマルつけまでちゃんとやろうね」といってテキストを子どもに返しました。

 

家庭学習(宿題)を出す側の教師が子どもの成長を意識してそれを活用したいものですね。

 

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(教師力養成塾事務局 杉山)