事務局Blog
叱るということ① 

「単指示」と「レディネス(readiness)」を活用し,子どもの学習を導くことを意識し,

実践していても授業や学校生活を通じて指導が必要な場面が出てくるはずです。

そこで,子どもを指導する上での留意点を紹介したいと思います。

 

まず大前提。子どもは愛情のない人からの指導は受け入れないものです。

指導はやがては子どもが自律的に行動できるようになることに主眼を置くべきです。

禁止し抑圧するだけでは,子どもが自己有用感を失ってしまうだけで,子どもの主体性が育ま

れることはありません。

 

「叱る」という言葉はあまり現場にはなじまないかもしれません。

「指導する」「注意する」と言った方が良いと思います。

「叱る」という言葉の意味は辞書で「目下の者の言動の良くない点などを指摘して,強くとがめる」

とされています。確かに強くとがめる,というのは強い表現です。

一方,「指導する」という言葉は辞書で「ある目的・方向に向かって教え導くこと」とされており,

やや抽象的です。

よって今回はあえて「叱る」という言葉を,「子どもを一人前にするために必要な習慣や態度を

しつける行動」と定義して使わせて戴きます。

 

ちなみに「怒る」という言葉は辞書で「不満・不快なことがあって,我慢できない気持ちを表す,

腹を立てる,良くない言動を強くとがめる」とされています。

「怒る」と「叱る」は意味が似ているように感じますが,よく読むと違いがありますね。

 

「怒る」:不満・不快なことを我慢できない気持ち・・・誰の?

 腹を立てる・・・誰が? そう,自分のです。

ですから自分の感情に訴えている行為,自分を満足させるための行動なのです。

「叱る」:目下の者の言動の良くない点を指摘・・・相手の良くない点,

つまり改善すべき点を指摘し,とがめる(過ちや欠点を取り上げ責める)。

ここではとがめるということばが入っているので強い印象となりますが,相手が同じミスを繰り返すことが

無いように良くない点を具体的に示し,改善を促すという相手のための理性的な行動なのです。

これは叱る上での心構えとして押さえておくべきポイントであると思います。

 

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(教師力養成塾事務局 杉山)