事務局Blog
いよいよ新学期!新年度の授業開きに向けて!③
「授業開き」で子どもたちの学習意欲を高める3つのポイント!
~その3~約束を守り信頼される!
約束は守らせるものではありません。決めた約束を子どもたちと共に守り続けることが大切です!
■約束を守る
・子どもたちとした約束は必ず守りましょう。約束を守らない先生が信頼してもらえるわけがありません。
授業の開始時間と終了時間を守ることも約束のひとつです。時間を守らない子どもを指導するためには,
教師の側も時間を守ることの大切さを率先垂範しなければなりません。
ルールはみんなのためになるものだ,ということをしっかり伝え,共有しなければなりません。
■約束(ルール)を明確にする
・約束を守ることの意味合い(守るとどんな良いことがあるか)が分かりやすい約束(ルール)を決めましょう!
ルールは掲示物などに視覚的にまとめ,常に意識できるように工夫すると効果的です。
・分かりやすい言葉を使い,基準や定義があいまいな約束(ルール)は避けた方がよいでしょう。
大きい声で話をする,だけではルールとしてはあいまいです。大きさの基準が人によって異なるからです。
そのような場合には,誰にでも分かるように具体例を示すなどして補完が必要ですね。
例)声のものさし(声のチャンネル)
0:先生の話を聞くとき,作業をするとき
1:ペア学習するとき,となりの人に聞こえる声
2:班で相談するとき,グループの人に聞こえる声
3:発表するとき,教室のみんなに聞こえる声
4:外で遊ぶとき,全校の人に聞こえる声
■約束(ルール)を守っているとき
・約束を守った子どもを意識してほめるようにしましょう。
できて当たり前のことであったとしても,さらっと照れることなくほめましょう。
がんばったら評価してくれる,というのは大人もうれしいはず。子どもたちはもっとです。
できることならば,明るい笑顔でひとりひとり1日に1回はほめたいものですね。
■約束(ルール)を守らなかったとき
・ルールを守らない子どもがいた時に,教師がそのまま流してしまうことも信頼関係が崩れる原因となります。
約束を守らなかった子どもに対して指導することを怠らないようにしましょう。
・指導の際には,指導の理由をしっかりと伝えましょう。
何をどうすればよかったのか,次はどのように改善すればよいのかを具体的に話しましょう。
感情的な接し方をすると逆効果です。指導において見せ方・見られ方はとても重要です。
ほめて指導することで約束(ルール)の価値が高まり,子どもたちに習慣化されるのです。
現職の先生方の実践事例や工夫されたこと、紹介させて戴ける掲示物の写真等ございましたら,
ぜひメールで事務局までお送りください。