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寺脇先生の教育論≪寺脇研先生の教育論≫【第7回】子どものストレスと大人のストレス

「不登校」の小・中学生は2001年をピークに、増減を繰り返しつつ、減少傾向にはあるものの、2015年は11万9617人(前年比約7000人増)と大幅に増加に転じました。

「不登校」の定義は、病気や経済的理由を除き年間30日以上休むことです。

小学生は在学者数667万6920人対して2万4175人(前年度比6.9%増)、中学生は在学者数355万2455人対して9万5442人(前年度比0.6%増)、中学生の学年別では、中学1年生が2万2390人、中学2年生が3万4316人で、中学進学時に不適応な状況を起こす生徒が多いとみられています。

 

2006年、初めて文科省が都道府県の教育委員会に「不登校」の増加要因を聞いたところ、「人間関係をうまく構築できない」が93%で最も多く、次いで「家庭の教育力の低下で基本的な生活習慣が身につかず不登校に結びついた」が82%、「欠席を安易に容認したり、『嫌がるのに無理に学校に行かせることはない』と考える保護者の意識の変化」が65%となっていました。

 

さて、小中学生の「不登校」に対して、親は親の画一的な価値観を子どもに押しつけてはいないでしょうか。

親のいうことがすべて間違っているとはいいません。しかし、自分の価値観が正しいとは限らないこと、世の中には多様な生き方があることをよく考えてみてほしいと感じています。

子どものストレスは大人の責任です。子どもと直接かかわっている大人が子どもになんらかのプレッシャーを与えているせいで、子どもは息苦しくて仕方ないのです。

 

このままストレスを溜めた子どもたちが大人になったとしたら、いったいどんな社会人になるのでしょうか。