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寺脇先生の教育論≪寺脇研先生の教育論≫【第3回】「勉強嫌い」にさせていないか

「勉強はつらくて当たり前」という考え方は間違いだと私は考えています。勉強は本来嫌なものではありません。知識を得ることは楽しいことのはずなのに勉強がつらくなってしまったのには明確な理由があるのです。他人と同じことをやらされたり、自分がやりたいことが出来なかったり、時間を制限されたり・・・。

つまり嫌いになるようなシステムになっているのです。

 

私たち大人は強制されないかぎりは、自分が好きなことや関心のあることしか学習しませんし、嫌いなことを自分のお金と時間をはたいて学ぼうとは思いません。

大人はそれが当然なのに、子どもには、「勉強は苦しんでするもの」と強要していないでしょうか。

多様な価値観のなかで豊かな人生を送っていれば、本来こんな発想は出てこないはずです。「○○でなければダメ」と大人社会の画一的な価値観や固定観念に縛られず、子どもたちが自ら主体的に生きることを是とするように私たち大人が変わっていかなければ、「ダメ」でしょう。

 

子どもが社会性を身につけるために、ときに親は子どもを叱る必要がありますが、その延長で子どもにいつも「叱らねば」「教育しなければ」と考えているフシがあるのではないでしょうか。もっと子どもが自分で勝手に学んでいくことを、社会全体が良いことだ、楽しいことだ、と思えるような環境づくりをしなくてはならいないと思っています。