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「小学生の英検受験と大学へのTOEFL導入」について

 小学生の英検受験20万人突破…英語必修化で (4月2日読売新聞)

英語能力を判定する実用英語技能検定(英検)を受験する小学生が増加し、2012年度の志願者数が初めて20万人を突破したことが、日本英語検定協会のまとめで明らかになったとのこと。

ここ10年間で低学年を中心に1・8倍に増えているとのこと。高学年での英語必修化やグローバル化などを背景として、親の英語教育熱が高まっていることも大きな要因のようです。日本英語検定協会によると、2012年度の英検志願者数は、全体で約231万9400人。1~5級の内容は大人も子どもも同一であるのに、小学生の志願者数は約20万6800人で2012年度より約9万人も増えているそうです。

 今回初め年齢別志願者数が公開され、6歳が4200人で2012年度の4・6倍。7歳が7516人で同2・9倍。就学前の5歳児は2410人で、同7・7倍に増えたとのこと。合格率は、5級(中1程度)で小学生は8割を超え、全体の合格率を上回った。準1級(大学生レベル)の合格者も2012年度は300人を超えたのだとか。

今年1月・2月に実施された第3回英語検定において、早稲田アカデミー(早稲田アカデミーIBS)で対策指導を受けた小1生が準1級合格し、日本英語検定協会がこれまでに公表している最年少記録を更新したそうです。また、年長生も3級に合格したなど年長~小4で英検合格を目指し、合格した生徒も多数いたとか。

一方、「入試のTOEFL、理数必須」異論続出、了承見送り 自民教育再生本部 (3月28日産経新聞)というニュースで、自民党の教育再生実行本部(遠藤利明本部長)が教育改革の第1次提言案において国際社会で活躍できる人材育成のために「優秀で意欲のある高校生を大学の理数系学部の教授が教える『超スーパーサイエンスハイスクール(SSH)』制度の創設や「英語検定試験『TOEFL』で一定以上の点数を取ることを全大学の受験・卒業の条件とすること」などを目玉として盛り込んだことを新聞各紙やマスコミが報じていたのは、みなさんの記憶にも新しいことと思います。

もちろん、『遠藤氏は了承を経て近く安倍晋三首相に提言を渡す予定だった。しかし出席者からはTOEFLが米国の非営利団体が運営する試験である点などを問題視する声が上がり「英語よりも日本の歴史が大事だ」といった異論も続出。TOEFL導入推進派からも「入試では選択肢にするべきだ」との注文が出た。』など、賛否両論様々でしたが。

今後の国際社会を生き抜く上で「英語」はとても重要だと思います。学校授業内容だけで国際社会で通用する英語力を身に付けるのは、相当大変な気もします。英検に向けて勉強する子ども達やそれを後押しする親が増えているのは、その不安の表れなのでしょうか。

その反面、政府が教育改革の一環としてTOEFLの導入を検討していたことからも、国際社会で活躍するためには幅広い英語力が必要であると考えていることも分かります。TOEFLは学術的な単語も多く、対策も大変で、留学を希望する学生が受験しているイメージがありますが。。学術的国際交流の観点からは、先の提言は少なくとも画期的なものだと思います。今すぐ卒業要件となったら、困る学生も多く出てくることでしょう。。。

皆様は、どのように感じられたでしょうか。