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「都立高校学力スタンダード策定」について

3月28日に東京都教育委員会が都立高校生の学力の定着と伸張を図るために、学習指導要領の内容・項目ごとに具体的な学習目標を示した「都立高校学力スタンダード」を策定したと発表しました。

これを基に各学校が設置目的や習熟の度合いに配慮して、「基礎」「応用」「発展」の3段階で自校の学力スタンダードを作成し、組織的・効果的な指導を行うことがねらいだということです。また、平成26年度からの全都立高校での実施に先行し、平成25年度は32校が先行実施する推進校として指定されています。

「学力スタンダード」が作成されると、学力スタンダードに基づく統一的な学習指導が行われ、学期ごとの定期考査や実技テスト等、年度末の都教委作成による学力調査などが実施され、評価・検証が行われます。

各評価結果を総合的に活用し、明確な評価基準に基づく評定と単位認定を実施し、到達すべき目標に達していない生徒については、年度内に繰り返し指導を行う予定であるとされています。それらを踏まえて生徒達の学力定着状況の確認や目標設定や指導方法の改善につなげるということもねらいとされています。

 

早稲田アカデミーにおいても、年初に「学年・クラスごとの年度計画を立てて授業を進めていき、クラスの状況を踏まえて適宜計画を見直す」ということを重要視しています。

まずは、子ども達の成績的な状況やクラスの雰囲気などを踏まえて「目標」を設定すること。数値化できるものは数字で表し、生徒達とも共有を図る。そして、それを達成するために必要な指導をどのように行うのかを講師がマイルストーンを作成して、年間スケジュールや授業回数に落とし込み、「どの時期にどのような状態(数値)にしていくか」を生徒達、そして保護者の皆様とも共有を図る。そのようなサイクルを作ることで生徒の成績向上に取り組んでいます。

今回の「都立高校学力スタンダード」において、例えばコミュニケーション英語Ⅰにおいては教科書の文章に対する感想や意見を「基礎」であれば20~50語程度で述べる、「応用」であれば50~100語程度で述べる、「発展」であれば100~200語程度で述べる、というのが具体的な目標として例示されています。

全国でも初めての取り組みということですが、学校の序列化につながる懸念や生徒や教員が心理的に追い込まれるのではないかという声もあり、すでに賛否両論意見が分かれているようです。