教育関連記事
対教師暴力と生徒間暴力の状況

「髪形が卒業式には…」に中2立腹、教諭を暴行 (2013年3月16日  読売新聞)

体罰問題が各方面で問題視され、文科省も体罰の具体的な基準について先日教育委員会へ通知を出したばかりですが、このような事件も起きています。

H23年度の数値を見ると、小・中・高等学校における、暴力行為の発生件数は約5万6千件で、前年度(約6万件)より約4千件減少し、児童生徒1千人当たりの発生件数は4.0件(前年度4.3件)と減少傾向にあります。

内訳をみると、暴力行為の発生件数は、小学校7,175 件(前年度より83 件増加)、中学校39,251 件(前年度より3,736 件減少)、高等学校9,431 件(前年度より795 件減少)の合計55,857 件(前年度より4,448 件減少)となっています。また、「対教師暴力」は8,574 件(前年度より393 件減少)、「生徒間暴力」は32,345 件(前年度より2,094 件減少)とともに減少傾向にあります。

今回の事件のような対教師の暴力という点に注目して近年のデータも見てみました。

小学校 H21:826件 → H22:838件 → H23:888件 (増加傾向)
中学校 H21:5666件 → H22:6140件 → H23:5812件 (昨年比減も増加傾向)
高 校 H21:740件 → H22:784件 → H23:712件 (昨年比減、減少傾向?)

また、生徒間の暴力についても確認してみると、

小学校 H21:3847件 → H22:3763件 → H23:3968件 (増加傾向)
中学校 H21:19487件 → H22:19445件 → H23:18323件 (減少傾向)
高 校 H21:5564件 → H22:5663件 → H23:5380件 (減少傾向)

中学校・高校において、対教師暴力、生徒間暴力が総じて減少傾向にあることは良いことですが、微増であるとはいえ、小学校での対教師暴力、生徒間暴力ともに増加傾向にあるのは、気になるところです。

現職の先生方の感触はいかがなものでしょうか。

 

平成23 年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について

平成22年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について

「平成21年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」 公表資料