教育関連記事
「授業中の教室における体罰」について③

体罰によって先生個人が生徒の信頼を失うだけでなく、在籍する学校や同僚の先生たちに対する信用も失墜させてしまいます。何より体罰を受けた生徒が心の傷を負い、生徒の学習意欲がそがれることも間違いありません。

もちろん、注意・指導が必要な場面があると思いますが、肉体的、精神的苦痛を与えることで一時的に生徒を制することができたとしても、それは問題の根本を解決したわけではないので、注意・指導ではありません。注意・指導する上で大切なのは、「事前のルール周知」と「注意・指導を受けた理由の説明」ではないかと思います。

 

教師力養成塾でも、生徒が自分から意欲的に参加する授業、「学習する空間」をつくるためには生徒との信頼関係の構築が極めて重要であると考えています。

授業開きを行う新学期は、生徒との信頼関係を築く絶好の機会です。年間を通じてどのようなクラスを作っていきたいのか、そのためにどのようなルールを設定して運用していくのか、を明確にして生徒と共有すること。先生自身もそのルールに基づき、生徒とともに授業を創っていくことを約束することがとても大切であると思います。

ルールや約束がはっきりとしているから、スポーツやゲームを楽しむことができるように、授業も楽しむことができるのだということを、生徒とともに分かち合いたいですね。ルールを破ったときのペナルティーで生徒を縛り付けるよりも、ルールを守ったときのよいこと、うれしいことの理解と共感を育んでいくためにも、新学期初回授業で「どのように自己紹介をするか」、「どのような目標を設定するか」、「どのような約束を交わすか」について、実際に書き出してみるとよいでしょう。

 

何かと話題になってしまっている「体罰」について、皆様の声もぜひお聞かせください。