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授業を観る②

授業の技術を上げるためには月並みですが、①授業を見てもらう②授業を見に行く③自分の姿を見る、これらのことを行っていくと良いと思います。

私も先輩方に授業を見ていただいたり、先輩方の授業を見学させていただいたりしたのですが、中でも自分の授業をビデオで撮影し、映像チェックしたことはとても効果的だったと思います。

 

そして、自分の授業の映像チェックを繰り返しているうちに、「授業を観る」上で意識するべきポイントが2つに集約されました。

*自分の姿を客観視できるようになること。

生徒の目からどのように見えているのかを想像できるようになること。

 ということですが、 今回はこの2点にまつわる話です。

 

「自分の姿を客観視できる」とは、要は「第三者の目線で授業中の自分姿を見ることができる」ということです。

自分の授業をビデオで見るということを繰り返しているうちに、「授業をしている牛嶋の感覚(主観)」と「牛嶋の授業を受けている感覚(客観)」に大きくズレがあるということに気づいたのです。自分ではやっているつもりでも、第三者が同じように感じるかどうかは全く別物です。「自分を観る」ということがとても骨身に沁みました。

また、第三者の目線といっても大人の感覚で見ても意味がありません。日々の授業で相対するのは生徒たちです。

ですから、授業をしている自分を客観視する際には、「生徒目線から自分の言動や振る舞いを評価する」ということが重要であることは言わずもがな。これまたビデオで見ているうちに、「言葉や言い回しが中学生には分かっても、小学生には分かりにくいな」と感じることに気づきました。説明やたとえ話の中身を工夫改善するきっかけとなりました。

 

ビデオ撮影と映像チェックは効果的だと思いますが、実は何度も繰り返さなくても授業の技術は上げられるのです。

大切なことは、「生徒たちからどのように見えているのか」を常に意識すること。自分自身を絶えず観察し、常に公平に自分の言動や振る舞いを評価するという習慣をつけることがとても重要です。私的な感覚・見解に基づくものの見方、主観で捉えない、常に生徒目線で見られ方を意識する、ということですね。

 

一方でこの「授業を観る」上で意識するべきポイントは、他者の授業見学をするときや、授業見学をしてもらうときにも活用することができます。

 実際に自分の授業を観るまでは、たくさんの先輩の授業を見学しました。

見学を始めたときは、「何をどのように見ればよいのか」ということが分かっていませんでした。板書の内容や説明の言い回しを一生懸命にメモしていたような気がします。「何を教えるか」というこばかりに意識が向いていたということもあったと思います。「授業見学を通して何を学ぶか」ということについて、焦点が絞られていなかったため、全般的な流れや説明をぼんやり捉えて感想を持つ程度で、学びは少ないものでした。

大まかに言うと「生徒目線で先生や授業を観る」ということなのですが、「授業見学するだけで授業技術をあげることのできる視点の持ち方」があるのです。ポイントは「先生の行動と生徒の反応」です。

(続く)